8/01/Tue
社長からの手紙【近江商人のお話】
皆さん こんにちは。
今回は「近江商人のお話」をしたいと思います。
近江商人って何?
近江商人とは近江(現在の滋賀県)に本店を置き、江戸から明治にかけて日本各地で活躍した商人たちの事です。
「三方良し」
この言葉聞いたことはありませんか?
現在のマーケティング論でも多々出てくる言葉ですが、
彼らが大事にしていた言葉こそ「三方良し」なんです。
■買い手よし
■売り手よし
■世間よし
という精神です。
近江商人たちは「三方良し」をモットーに自らの利益のみを追求するのではなく、
多くの人に喜ばれる、必要とされる商品を提供し続けました。
そして少しずつ信頼を得て、無償で教育施設や、交通整備などに得たお金を無償で投じ、
世間の為に大いに貢献しました。
「三方良し」の考え方は
「商いは自らの利益のみならず、買い手である顧客はもちろん、世の中にとっても良いものであるべきだ」
という哲学です。
これを現代に置き換えると
■相手よし
■自分よし
■みんなよし
という考え方に繋がります。
皆さんが日常で会う人たちで、非常に魅力的な人って、決して自分中心ではなく、
相手を思いやりがあり、みんなの為に、チームの為に、なんか明るく振舞っている人ではないかな?そんな人って何故か楽しそうで、なんか色々上手くいってないかな?
これは偶然でも運でもなく、日本の過去から受け継がれる、日本人らしい文化なんだと私は思います。
㈱THANの企業理念は「関わる人を幸せにする会社」です。
実はこれ、この「三方良し」から学んで私たちの業界である飲食業界において、大切な3者である
■お客様
■スタッフ
■取引先
を関わる人とし、少しでも幸せにしようと思い理念にしました。
過去の偉人に学ぶ事は時に非常に勉強になります。ですが学ぶだけではだめです。
誰かの為の行動を気づいたその時に「実行」することが大事です。
まずは目の前の「お客様」の為に1つ 「良い事」 をしてみましょう!
2023年8月1日 織田 裕貴